電子音

 

以前、病院のエスカレーターのお話をしましたが、今回は、音のお話です。

 

父の通う病院が、新装開店しました。

病院は新装開店とは言いませんね。

すぐ近くに、新しい建物が立って、そちらがオープンしたのです。と、言っても、もう、随分経つのですが・・・

さて、この病院、さすが新築だけあって、なんでもかんでも最新式です。

 

玄関には、ペッパー君がいます。

ご存知のように、このペッパー君は人が近づくと、話しかけてきます。

始めは誰かが話しかけてきたのかと思ってびっくりしましたが、すぐに、ああ、このペッパー君だと気づきました。

 

しかし、ホッとして待合椅子に腰かけていると、近くで、ピピピと、音がします。

結構大きな音です。

何かと思ったら、あなたの番が来ましたよという、呼び出しの音だったのです。

診察を待つ患者さんが、全員この呼び出しの機械を持っているのです。

あちらでピピピ、こちらでピピピと音がします。

そのたびに、患者さんが、あれ?自分のかしら?と機械をのぞき込みます。

自分の機械が鳴った人は、慌ててその音を消して、あわただしく立って、診察室に行ったり、会計に行ったりするのです。

 

家に帰ってきて、ホッとして、テレビをつけ、お茶でも飲もうとお湯を沸かしていると

どこからともなく、ピピピと、また、あの音がします。

何故家でも?と思って慌てました。ポットのお湯が沸いたというお知らせ音でした。

 

苦笑いをしながらお茶を入れていると、今度はトゥルルルと電話が鳴ります。

八ヶ岳の我が家には固定電話はありません。なのにどうして、電話の音が…と、思うと、テレビの中で電話が鳴っているのでした。

 

もう、笑うしかありません。

 

しかしよく考えると、我が家でも、街中でも、こんな電子音があふれていますね。

響く音というよりは、耳につく音と言ったらいいのでしょうか?

気になる音です。

きっと、この電子音というのは、あまり心地よい音ではなくて、耳障りになる音なのでしょうね。小さい音でも耳に触ります。

 

こんな風に、音があふれる中で、思ったことがあるのです。

これは、私の誇大妄想かもしれませんが、この電子音にさらされている人は、苛立つことが多いのかもしれないな…と思うのです。

そのイライラが、他の人に向けられることが多くなっているのではないでしょうか?

 

そんなことはないと思いたいのですが、この電子音、決して心地よい音ではないですものね。

せめて病院では、もう少し自然な音というか、心地よい音が流れるといいのにな〜と思いました。

 

 

 

 

 


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