地域のための自然学校を考える

今回のお話は国際自然大学校の機関誌『OUTFITTER』雑記帳2019年3月号に掲載した雑記帳の再掲載です。

ただし、2019年7月8日に加筆修正しました。

 

 

年が明けて、なぜだかわからないのですが、色々なところから、自然体験活動や、自然学校を自分のところを何とかしたいというようなお話がポコポコ舞い込んで来ています。

お話しくださる方は、自然学校や、自然体験を知っていて、私にお問い合わせくださるわけではないのです。

ただ、自分の地域や街を何とかしたい。そんな時私に知り合ったので少し話してみたら、『これだ』と思ったと言うことです。

しかし、私は慎重になります。

自然学校をつくれば地域が活気づくでしょうか。

自然体験を導入すれば人が集まる事業になるでしょうか。

森のようちえんをつくれば地域に若い人たちが移住してくるのでしょうか。

グランピングのオートキャンプ場をつくれば、人が来るのでしょうか。

『きっとそうなる。』何となくそんな雰囲気を感じます。しかし、そんな簡単なことではありません。

 

単体のプログラムや事業を推し進めても、その周辺の団体や事業所、地域の活動との連動、相互作用が大切なのです。

その地域にあるものを生かすために、あるものとあるものを結ぶために必要な事業を生み出し、点を線にし、面にしていく。面になることで、遠くからでも見えるようになる。

そのように見えやすくなったものを、もっと多くの人に見てもらえる仕掛けを作る。

それが、いま必要なことなのではないでしょうか?

 

今まで、多くのコンサルタント会社が、ひとつ目玉事業を誘致したりして、お金を使って結果地域は疲弊してしまった例をたくさん見てきました。

自然体験活動や、自然学校が、その目玉になってはいけないととても感じています。

そうならないためには、その自然学校、自然体験活動を根付かせ、その役割を全うする人材が大切なのです。

地域の人材のブラッシュアップと、東京から飛び込む若者人材の両方が必要なのです。

今年に入って、色々な方に、お話をして、プランを書けば書くほど、その人材の重要性を感じます。

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