儲からない教育…教育は儲けない?

儲かるという字は

「信じる」という字と「者」という字で出来上がっています。

隣の者が信じてくれるから、儲かるということです。

 

では、隣の者は、何を信じるのでしょう。

現代社会はきっと大企業を信じるのでしょうね。

テレビのコマーシャルに出てくるような大企業のやることだから信じる。信じられるという感じなのではないでしょうか。

 

大企業は、あらゆる基準を厳格にして製品を作ってくれています。そのために莫大な経費もかけています。

その経費は、私たちが買う製品に転嫁されているのですね。

それは、何千何億個という数で割るから、小さな金額になるのです。

ですから、あらゆる基準を厳格にするためには、何千何億個という製品を生み出さなくてはいけないのです。

 

少し前の社会では、大企業を信用するのではなくて、目の前にいる人を信じていたような気がします。

例えば…「肉屋のおじさんが作るコロッケはおいしい。」

そのおじさんへの信頼で、毎日コロッケを安心して食べることができました。

 

人づくりというのは、厳格な基準のもと、何千何億人(個)を育て(作り)あげることはできません。

目の前にいるひとりひとりを見て、育てるしかないのです。

 

最近、学習塾なども、そのことを一生懸命に考えてくれているように思うのですが…他方、国の方針は、人を育てるということも大量生産できる経済活動の一部として考え始めているような気がしてなりません。

工業製品のように、このシステムに乗せれば、子どもが素晴らしい大人になっていくというような錯覚を持っているのではないでしょうか。

英語が話せれば国際人になれる?

大学に行けば立派な社会人になる?

何か違うように思います。

 

そんな中、私たちは、肝に銘じたいと思います。

 

人づくりを一生懸命することで儲けさせてもらうのが教育者です。

儲けるために人づくりをしてはいけないのです。

 

教育に誠心誠意励むからこそ、世の中の人たちが私たちを食べさせてくれるのです。

儲けるために教育をしてはいけないのです。

 

逆に社会は、そんな教育者をきちんと認めてほしいのです。

ひとりひとりの子どもに手間暇かける先生や、地域で子どものことを叱るおじいちゃんやおばあちゃんを、もっともっと尊敬してあげてほしいと思います。

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